コンピュータビジョン応用研究室

デジタル画像を使って距離や形状を計測する研究

教授 清水雅夫

デジタル画像には、多くの情報が含まれています。この研究では、画像上での対象の位置に注目します。異なる地点から対象を撮影した画像を比較すると、カメラから対象までの距離に応じて対象の位置にずれが生じます。この位置ずれを精密に計測することで、対象までの距離を測定することができます。写真1は、撮影レンズの周囲にミラーを配置することで、1台のカメラを等価的に5台のカメラとして利用できる装置です。また、写真2は、透明板の反射に含まれるゴーストを使った距離計測装置です。このように、シンプルな構成で距離計測が可能な撮影装置系などを研究・提案しています。また、距離や形状を計測するためのカメラやレンズの高精度なキャリブレーション、反射や屈折を利用した形状や位置・姿勢の計測、仮想現実感をよりリアルにするための計測などの研究も行っています。