制御工学研究室

新しいシステムを実現するための研究

オーナー

准教授 吉田洋明

制御工学は時間と共に変化するシステムを取り扱う学問です。そして、特定のシステムを対象とするのではなく、さまざまなシステムを広く一般的に取り扱うことができます。まだ実現されていない、複雑で新しいシステムを作るためには、システムの物理的な設計だけでなくその制御方法も同時に考えなければなりません。例えば、力制御に関する研究では、遠隔地にあるロボットマニピュレータの力をオペレータへ正確に伝え、あたかも実際に対象を操作しているかのような環境(仮想現実)を作る技術の研究を行っています。この時、ロボットアームとオペレータの操作部の構造と同時にその制御方法も設計するのです。また、閉鎖生態系の研究では、宇宙ステーションのような、閉鎖された空間で人間が長期間滞在するために、地球のように食料の生産と空気や水といったすべての物質の循環を実現しようとしています。そのためには、まずシステムが安定になる条件を求め、そしてこれを実現するための装置や物質循環の制御方法を考えなければなりません。このように、制御工学はさまざまな新しいシステムを実現するための学問です。