学科概要

教育目標

精密機械工学科では、機械工学(メカニクス)と電気・電子工学(エレクトロニクス)の学問を基礎に、最新のメカトロニクスやロボティクスなどに代表される自動化技術や先端技術の新しい展開にも対応できる創造力豊かな技術者・研究者の育成を教育目標としています。
現代の機械技術は、かつての動力機械から知能ロボット、マイクロマシンへと機械の知能化、小型化、機械加工の微細化、製造プロセスのIT(情報通信技術)化など、多機能で複雑な機械や機械システム、ディジタルエンジニアリングに基づくモノ作りへと目覚しく進展しています。 これらの機械やシステムをコントロール(操作や制御)するには、さまざまな物理量(長さ、質量、温度等)を精度よく計測することが必要となり、機械技術に加えて計測と制御の面で電気・電子やコンピュータの知識が必要になっています。
精密機械工学科では、従来から「電気・電子に強い機械技術者」の育成を目指して来ましたが、それに加えて最新のIT化にも対応できるように「情報・通信系の素養」を身につけた新しい知識を持った技術者を世に送り出すために、カリキュラムなどの工夫をしております。


進路

-進路の選択肢は広範囲-

卒業後は、67.2%が就職を、32.8%が大学院進学を選択しています。就職を希望する学生は、毎年100 ~ 120 名ほどですが(※過去5年分のデータより)、これに対して求人会社数は多数*あり、多岐な選択肢が確保されています。また、理工学部の就職対策プログラムと所属研究室の教員が、学生のみなさんの将来を支援します。

-確かな実績が支える多数の就職先-

就職先は、機械・精密機器製造業、自動車をはじめとする輸送機器製造業、電気・電子機器製造業の3業種を軸に、建設業、化学工業、食品企業、ソフトウエア、医療システムなどが加わり、さらに活躍の場が広がってきています。また、より高度な研究を希望する学生は、精密機械工学専攻(大学院)に進学することが可能であり、より一層の専門知識を深めることができます。


精密機械工学科のマスコットキャラクター

英語学習イメージ